大変だけど、これからは自分で自分を教育する時代です

ddimitrova / Pixabay

「最終的には自分で自分を教育しないといけない時代になりました。」

最後のイチロー杯でのイチローさんからのメッセージです。

イチロー杯とは?

イチロー杯とは、イチロー杯争奪学童軟式野球大会のことを指します。
イチローさんが抱いていた「野球の底辺を広げたい」という想いを地域の人たちが実現した大会です。
愛知県内のグラウンドで5月から11月の半年間にかけて行われます。
1996年に約90チームで始まりましたが、2018年の第23回大会では192チーム(愛知、岐阜、三重、滋賀)が参加するようになっています。
そして、毎年12月23日に開催される閉会式では、イチローさんも表彰に駆けつけ、優勝・準優勝・3位のチーム全員にメダルを掛けてくれます。
実は、このイチロー杯が2019年で最後ということになりました。
その理由は、イチローさんのメッセージの中にあります。

・・・毎年、イチローさんが現役生活の中で気付いたこと、感じたことを大会の閉会式で伝えてきました。
そう、イチローさんが2019年で引退することになったため、現役生活の中から伝えることができなくなったというのが理由です。

最後のイチロー杯表彰式・閉会式でのメッセージ

今年の最後の閉会式では、イチローさんから2つのメッセージが送られました。
(1)自分で自分を教育する
(2)体験することの大切さ

自分で自分を教育する

しっかりとした課題や目標を持って、自分で自分を鍛えることの重要性を感じてほしい。

教える側の厳しい指導が問題視されることが多いですが、先生から教わる大切なことはたくさんあります。
謙虚に受け止めてほしい。ただ、厳しく教えるのが難しくなってきています。

最終的には自分で自分を教育しないといけない時代になりました。

自分には厳しい先生がいたので、なかなかそうは思えなかった。
今はそれが大切なことと覚えておいてほしい。

体験することの大切さ

体験することで得られる価値観の大切を覚えておいてほしい。

いろんなことが情報として、頭に入れられる時代になりました。
携帯やスマホで調べられる。
僕は27、28歳になる歳に大リーグに挑戦したわけですが、外(海外)に出てわかること、行ってみて、分かったことがたくさんありました。

調べたことを知識として持っているのではなく、体験して感じてほしい。

自分がそうでした。
日本は素晴らしいと感じましたし、将来知ってほしいな、と思いますし、今まであったことが当たり前ではない。
価値観が変わる出来事を体感してほしい。

イチローさんの実際のメッセージ

イチローさんの実際のメッセージはこちら
子供たちにもしっかり伝わるように、ゆっくり、心を込めて話をしている姿が印象的です。

教えることの難しさ 三菱電機の新入社員自殺の例

イチローさんのメッセージにあるに、教師が「厳しく教える」ということが難しくなっていると思います。
私の人生の恩師のエピソードのようなことは、もってのほかでしょうね。
でも、なんだか寂しい気もします。

時代なので仕方がないと思います。
でも、その中で私自身も何か伝えることができたらと思っています。

最近の気になる記事では、三菱電機の新入社員の自殺の例があります。
私もこれまでに何度も新入社員をOJTをしたことがありますので、他人事ではないですね。

本当に教育・指導が難しい時代になってきました。。

ただ、私がこれまでOJTを経験した中で感じている一番のポイントは、
指導する側が思っていることと違う結果になった場合、その理由をはっきりさせることだと思います。
・伝え方が悪かったのか?
・聞き取り能力が低かったのか?
・理解できていなかったのか?
・実施する能力がなかったのか?
など。

これを明確にする方法があります。
(私の経験によるものですが、効果はあると思います。)
今ここでは紹介しにくいので、どこかで、紹介していきますね。

最後に・・・

あくまでも、私個人的な意見ですが・・・

自分で自分を教育する、自分で自分を鍛える・・・ほんと難しいことです。
でも、そう言ってばかりもいられません!
やるだけやって、考えるだけ考えて、あとは、天に身をゆだねるしかないと思います。
悩みすぎるのもよくない。

その時に、見えない力にサポートしてもらうと楽に生きることができますよ。(実体験より)

そして、体験することの大切さ。
その通りだと思います。
どれだけ、ネットが発達しても、情報化が進んだとしても、実際に体験し、五感で感じるに勝るものはありません。
人によっては、効率が悪いという声もあります。
どこまで先を見てそれを言っているのか?
目先の効率化ではなく、将来を見て言っているのか?
仕事でも、遠方の取引先とはZOOMなどのTV会議を利用します。
ただ、重要なポイントの時には、実際に膝をつき合わせた打合せをするようにしています。
画面からではなく、人と会うことで、相手の表情、雰囲気を感じることができ、当然、こちらの想いを伝えることができる。
毎回する必要はないですが、体験することと、実際に人と会うことは大切です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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